日本人である喜び。
米の味わいを大切にしたい。
そして、感動を与えたい。
日本人の主食である「米」。それを原材料に醸す日本酒。
「米」にも多様な種類があって、それぞれに独特の旨味を持ち合わせています。さまざまな米が持つ、それぞれの美味しさ。お酒も米によって、その味わいは千差万別。米の個性をうまく引き出してあげることで上質な味へと変貌を遂げるもの。
「米が違えばお酒の味も違うはず」
米の持ち味を大切にしたい。そしてそれぞれの美味しいお酒を醸すことで、日本酒を飲む喜びと感動を伝える事が蔵の仕事であります。
酒造りの命である水。
水の扱い方ひとつで
酒の善し悪しが決まる。
良質な湧水で清らかな水は、美味しい酒を醸すのに必要不可欠なもの。水ひとつで、酒の味わいが変わりますが、その扱い方も、仕込みの中では、一行程、一行程、丁寧にしなければ、酒の仕上がりに大きな違いがでます。
何より大切なのが心を込めて、米と水を扱うこと。特に洗米から浸漬は秒単位での仕事。仕込み水には徹底した温度管理を行います。
すべては、上質の酒を造るため。
いい酒は
人の和によって
造られるもの。
酒造りは実に様々な行程や専門の職人が何人も携わるもの。
それは、団体競技のようなもので、例え腕のいい杜氏が居たとしても、それぞれの仕事の職人の誰が欠けても、美味い酒は造れません。
美味い酒は、人の和によって造られるもの。職人一人ひとりの丁寧な仕事が、やがて美味い酒へとなって感動をもたらす一献へと成り得るのです。
そして、その技術は連綿と受け継がれていくものでなければならない。